2000年問題に残された問題

渡辺ヤスヒロ




 いよいよ西暦2000年が近づいて来て、コンピューター業界も騒然としてきました。
2000年問題とは2000年になるとコンピューターが誤動作を起こすと言われています。その原因はいくつかあり、あちこちで解決したりしなかったりしているようです。  そんな時、コンピューターの誤動作と関係無い暦上の問題点がまだ残っていることに気が付いたので報告します。それは、閏年問題でした。

 2000年は閏年なんです。閏年は4年に一度で100年に一度の閏年は閏年でなくて、1000年に一度の閏年でない閏年は閏年にするから、西暦2000年は閏年だとか。
 閏年って4年に1度しかないので貴重な気がします。特に2月29日は一日増えてお得に感じる人も多いのではないでしょうか。
 けれど本当はそうではありません。平日が1日増えると言う事は、多くの人にとって実は損なんです。
例えば2月の月給は閏年だけ増えたりしていません。その分余計に働いても同じなのです。元々2月は日数が少ない上に1日増えても他の月より短い月なのでごまかされています。
 確かに、1日増えることによって得している人ももちろんいます。月刊誌に連載を持つ作家とか、毎年3月12日にある試験を受ける受験生などがそうです。どちらかと言えばやはり少数派と思われます。

 そこで、考えた結論ですけど閏年で増えた一日は祭日にしたりできないんでしょうか?
そうすると平年と閏年で営業日日数も同じになって平等だし、休みも増えるし、閏年を祝う気持ちにもなれるでしょう。
 更に七曜からも外したりすればカレンダーも同じ様に扱えるのではないでしょうか。
 もっと考えを進めると、閏年の2月28日は48時間あるというのはどうでしょうか。
 この辺りを何とかするためには日本だけではだめなんでしょうかね?すばらしい考えだと思うんですが。


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